吸い玉の特徴は血液浄化と血行の促進

血液が運び出す老廃物の大部分は腎臓で分離され、尿として排出されますが、皮膚からも汗や皮脂に混ざって排泄されます。しかし血流が滞ると、新鮮な酸素と栄養素が循環しにくくなり、その部分の細胞組織には二酸化炭素や老廃物が充満する傾向にあります。

瘀血(おけつ)と呼ばれるそのような血流が滞った状態は、様々な不調を引き起こす原因となります。
首肩のこり・腰痛・膝痛、不妊・生理痛等の症状も、このような血流の滞りが原因の一つです。


カッピング(吸い玉)療法はカップを経穴(ツボ)に吸いつけることで組織液(老廃物や二酸化炭素などを含む体液)を物理的に吸い上げ、血流の改善と老廃物の軽減が期待でき、新鮮な酸素と栄養素をもった血液の循環を促します。
栄養素や酸素が細胞に行き渡りやすくなると、細胞組織の新陳代謝がスムーズになり、体温の上昇につながります。
また、血管中のコレステロールなどが老廃物とともに軽減されることが期待でき、血管の硬化や血栓の予防にもつながります。

カッピング跡の色素反応

  1. 薄いピンク…血液の流れが良好な状態
  2. 紫…あまりよくありません。その場所に相当する内臓に機能低下が考えられます。
  3. 黒い紫…身体機能が相当弱っている状態
  4. 色が変わらない…一見健康な様に見えますが、これは脂肪が厚すぎるか、血行が悪すぎて反応がでないなど、実はこの反応が一番悪い状態と考えられます。
カッピング後の色素反応の画像

内臓機能低下の判別

吸い玉で、背中の経穴(内臓関連のツボ)に刺激を与えることは、消化器系の内臓に直接影響を与えるのではないかと考えられており、胃や腸の消化液の分泌を活発にして消化・吸収・排泄の機能を高めると言われています。皮膚表面まで引き出した瘀血(おけつ)の色と場所で、内臓機能の低下がどの程度あるか見当が付けられます。悪い色素反応が出た人も回数を重ねると色素反応の良好な状態、瘀血の症状改善が期待できます。色素反応の良好な状態は内臓機能が改善していると考えられます。

※腫れや傷がある場合は施術できませんのでご了承ください。体質により吸い玉跡に水疱ができる場合があります。

以下の様な症状に期待ができます

・肩こりや腰痛などの改善
 吸引による圧力の変化により、血管が拡張し、老廃物が流れ、血流が改善するため、疲労回復効果も。また、吸引力により筋肉や筋膜の伸張性を高め、筋肉の緊張をほぐします。

・むくみ改善
 老廃物を取り除き、血管やリンパ管の流れを良くするため、むくみの改善に最適。

・冷え改善
 血行が良くなることで身体が熱を作りやすくなるので、手足の冷え、PMS、生理痛、不妊にも効果的です。

・ストレスや不眠の改善
 心地よい吸圧でおこなうことで神経を介して痛覚が過敏になるのを抑えることで、痛みの緩和により交感神経が抑制され、リラクゼーション効果を発揮します。

治療費

背部全体:2500円

4カップ:500円